昭和末期〜平成初期にはやったファンシー雑貨を中心にご紹介します。
ネーミングがかわいい”お糸ちゃん”ですが、1985年にサンスター文具から発売された文具セットロボット文九郎シリーズの一つで、”文九郎”、”救太郎”に続く第3弾の商品です。こちらはロボット型のソーイングセットになります。 参考サイトはこちら(四次元ポケット研究所>トップページ>セット文具研究室>ステーショナリーロボ」とお進みください)です。
正面の胸部分にカラーボビンが3色、その下に糸切ばさみが格納されています。足の部分には4つの引き出しがあり、それぞれボタンで飛び出すようになっています。引き出しの中身はチャコペンやゴム通し、縫い針、安全ピンやボタンなどの小物類です。両方の手はマグネットになっていますので、途中で休みたくなった時に針などをちょこっと持たせるのに役立ちます。
上から見た図。この画像だとわかりやすいですが、ガイドシールで収納場所がわかるようになっています。このシールは自分で貼る仕様でした。
頭部にはピンクッションがあり、まち針3本がついています。耳のような白い部分は、片方は小物入れになっていますが、もう片方はピンクッションのふたを開けるスイッチになっています。向かって右側の肩にはリッパー、写っていませんがもう片方の肩には糸通しと、背中には150センチのメジャーが格納されています。必要なものは一通りコンパクトにそろっていて機能的です。
文九郎、救太郎と異なり女性向けのアイテムなので、丸みを帯びたシルエットや胸元のリボン、背中のメジャーケースのハート型の取っ手など、全体的にメカメカしさを抑えてかわいらしい仕様になっています。ロボットのお名前も”お糸ちゃん”と、女の子のお名前です(*^_^*)
当時ものでずっと実家の自室に飾ってあったため、経年の色ヤケやくすみが残念です(´・ω・`)(2018年12月30日 文章修正)
祖父のお土産の福袋に入っていた製品です。カメラ本体が長辺5センチ程度のたいへん小さなものです。 詳細な年代は不明ですが、付属のフィルムの使用期限が「1988.7」となっているので、それ以前に製造されたものであることは確実です。
それにしても、「オッ写レー!」なカメラって…ノ(´д`*)
110フィルムというコダック社が開発したフィルムの規格の通称が「ポケットフィルム」といいます。このフィルムの登場によって写真機の小型化が進んだのだとか。
その後多くの規格のフィルムが開発され110フィルムは衰退していきましたが、このようなトイカメラには引き続き使われていたようです。2009年に富士フィルムが製造を中止し、一時期完全に市場から消えた110フィルムですが、ドイツのロモグラフィー社が製造を再開し現在(2013年時点)は再び入手可能になっています。
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