サンスター文具ステーショナリーロボシリーズ

1985年(昭和60年)にサンスター文具から発売されたロボット型の文具セット”文九郎”と、そのシリーズ製品”救太郎”、”お糸ちゃん”のご紹介です。
ロボットの姿をしているのでどちらかといえば男の子向けアイテムだと思います。昔おじいちゃんが毎年夏に買ってきてくれた文具・雑貨の福袋の中に入っており、たまたま入手しました。
当時入手したのは文九郎2体(福袋は私と妹の分で2個あったのです)と、お糸ちゃんです。救太郎はのちに知りました。シリーズにはほかにロボQ、テレQというものがあったそうです。
ステーショナリーロボ文九郎

文九郎は前述のとおり当時2体持っていたので、私と妹それぞれ1体ずつ使っていました。妹のものはこの個体と同じブルーで、私のものはピンク。
妹は遠慮なくガンガン使ってあっという間に壊しましたが、私は当時から若干コレクター癖があったため、使わずに飾っていました。 ところが中学生になるころには興味を失い、いつの間にか家族が勝手に使っていて、最終的には妹のものと同じ運命をたどりました(;´∀`)
画像の個体には”日産ディーゼル”のロゴシールが貼ってありますが…懸賞品などの企業ものだったのか、前の持ち主が自分で貼ったのかは不明です。
ボディのあちこちに文具が格納されています。子供はこういうの、喜びますよね~。

後ろ側の青いものはよく見るとリュックのデザインになっていて、取り外し可能です。リュックにはペンと小さなはさみが収納されています。

箱は前面がフィルムになっていて中身が見えるタイプのものもあるみたいです。

こちらは説明書。文九郎の名の通り、文具は9種類セットされています。
ちなみに文九郎には、2004年に発売された2代目も存在します。見た目は初代と随分と変わっていて、初代のメカメカしさがだいぶ薄れた人型に近いデザインでした。
(2020年10月31日 記)
メディカルロボ救太郎
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文九郎が大ヒットしたことで続編が誕生。第2弾がこの救太郎です。衛生用品が格納された、いわゆる救急箱ですね。

大きいケースは携帯用救急箱です。ガーゼとかを入れるのにいいかもですね
スティック状のケースは体温計ケース。初期のモデルには水銀体温計がセットされていましたが、医療機器扱いのため許可がないお店では販売できないということがわかり、後期のモデルには体温計本体は付属していないそう。

中身を出した状態の写真を撮り忘れたので、説明書を代わりに。ばんそうこうやピンセットなどが入っています。

箱は前面がフィルムの中身が見えるタイプです。
(2020年10月31日 記)
ソーイングロボお糸ちゃん

お糸ちゃん、という名前がかわいい♪お裁縫道具ということで、女の子向けを意識していると思います。そのため前2作と比べるとデザインのメカメカしさが弱めで、丸っこいかわいらしいフォルムです。
黄ばんでいることからもわかると思いますが、これだけ当時ものです。大切にはしていたのですが、飾ってあったのでどうしてもヤケが目立ちます…

胸のところには三色のカラーボビンと糸切はさみ、肩の部分には糸通しとリッパーが格納されています
両方の手はマグネットになっているので、作業中に休みたい時などは針を持たせておけて便利です。

足の部分には4つの収納場所があります。こちらには縫い針と安全ピンが入っています。

こちらにはチャコペンとゴム通し、ボタンが入った引き出しがあります。足は回転させて位置を変えることができます。背中のハートの部分を引き出すとメジャーが出てきます。

頭の部分はピンクッションで、向かって右の耳がふたの開閉スイッチになっています。反対の耳は小物入れです。
使用感が気になるのでもう1体ほしいのですが、前の2つに比べるとお糸ちゃんはほとんど中古市場に出回らない、というか見たことがないんです…。ピンクの個体もあったようなので、そちらがぜひ欲しいんですけどね。
(2013年某日 記)